(2022/2/8 一部改訂)

こんにちは!TBです。

Roland INTEGRA-7を買おうか、迷っている方、
買ったはいいけど、使いこなせず悩んでいる方に贈る、
TBの曲で音色を紹介するコーナーです。

今日は、ナイロンギター[Nylon Guiter]ガットギター[Gut Guiter]、クラシックギター[Classic Guiter])です。


1.この記事を書くきっかけ 

※音色紹介では、1章はいつも同じです。一度見た方は、2章へどうぞ!

大事にしているINTEGRA-7を、みんなに知ってほしい!きっと、それが理由です。

 Roland INTEGRA-7は、時代遅れといわれることもある、ハードウェア音源(ラック音源)ですが、音は素敵だし、魅力もたくさんあります。

 私は、2020年にINTEGRA-7を買いました。あこがれて、あこがれて、思い切って買ったのです。こいつにしか出せない音があるし、DAWのエフェクトと組み合わせれば、これ1台でどんな曲でも作れるし、いくらでも使い込める頼れる相棒です。

 特にやはり、アコースティック系の音色がとても好きです。もちろん、最新のソフトウェア音源の中には、息遣いまで聞こえそうな音源もあり、それにはかなわないのですが、正直言って、音源もピンキリです。数千円~数万出したのに、こんなもんか?という音源もあります。INTEGRA-7は、ほとんどの音を網羅しながらも、楽曲作成の現場を担ってきた使いやすさと、安定した音が魅力です。Rolandの音に親しんだ方には、損をしない逸品だと私は思っています。

 さて、そんな私の中で、INTEGRA-7を最大の特徴だと思っている、SuperNATURAL Acousticの音を今回も自分が作った曲とともに、ご紹介します。


スポンサードリンク




2.ナイロンギターとは 

 ナイロンギターは、優しい音色が特徴です。繊細で、強弱で雰囲気を出せる楽器だと思います。
 でも、ナイロンギター、ガットギター、クラシックギター、アコースティックギター・・・
 エレキギターじゃないギターって、いろいろ名前がありますよね。

 この辺の違いを知っておくことが、いい音を出すカギとなります。まず、エレキでない(ボディーで音を出す)ギターは大きく分けて2種類です。アコースティックギター(アコギ)と、クラシックギターです。

※クラシックギターにも、フラメンコ用などがあるようですので、厳密には種類もたくさんあると思います。

 クラシックギターは、ナイロンギターと呼ばれたり、ガットギターと呼ばれたりします。ガットギターの「ガット」は動物の腸を使った弦を指しており、その弦が合成したナイロン弦に変わっていったためにナイロンギターとも呼びます。これらは、いわゆるクラシックギター、という認識でよいと思います。

 使われ方としては、クラシック音楽(禁じられた遊びなど)や、フラメンコが有名です。基本的に指引きします。音もやわらかいのが特徴。

 アコースティックギターとは別物でして、アコギ買って、弦をナイロンに変えればよい、と思わないよにしてください。(ネックに問題が生じたり、音の響きが違ってしまいます)ただ、アコースティックギターを使って、クラシックを弾いたり、ナイロンギターを使って、ジャカジャカかき鳴らすことも不可能ではないので、まぁ遊ぶ分にはどっちを買ってもいいんじゃないですかね。最終的に出したい音や弾きたい曲が何かで選ぶのが良いようですね。


2.ギターの奏法とINTEGRA-7のすばらしさを知る 


 クラシックギターやナイロンギターは、どんな曲に使っても間違いはないですが、クラシックだけでなく、アコースティックな響きを大事にしたい曲、ボサノバに向いていると思っています。

 ナイロンギターは、基本的には指引きです。

 右手の1~5本の指を使って、出したい順に音を弾きます。(一つずつ、二つづなど色々)また、親指を使って上から、順番に弾いてコードを弾いたりもします。ピックを使わないだけで、エレキやアコギとそれほど変わらない音の出し方となるため、INTEGRA-7でも、奏法としては、エレキギターやアコギと同じ奏法を想定して設定されています。

ポイントは、
 ①STRUM(ストラム)
 ②左手の自動ノイズ
 ③隣り合った音を弾く場合の自動ピッチシフト
です。

これらは、INTEGRA-7のエディターなどを使用して、TONEとしていじることができます。また、①②は音色のスイッチを弄ることで、自動的に演奏してくれます。

①STRUM

 ジャラーンと弾くときに、同時にコードを抑えれば、自動的に上から順番に、下から上に、若干タイミングをずらして弾いてくれます。手で、上下にストロークする時の音の出方を自然に自動的にやってくれます。この時のズレの長さを、INTEGRA-7 EDITORでいじれます。

STRUM SPEEDというパラメータです。


②左手の自動ノイズ

 ギターでは、左手を動かすと弦とこすれて音が鳴ります。特に、アコギやナイロンギターでは左手をずらしたときになる、この音が、臨場感を上げてくれますので、とっても重要です。自動で鳴ってくれるのはとても助かります。

なお、こちらもEDITORで、ノイズの強弱を弄れます。


③隣り合った音を弾く場合の自動ピッチシフト

 ギターらしさを彩るのがこの自動的なピッチシフトです。特に、ソロでギターの音を出すときは、半音下から初めて連続で弾くと、この機能と相まって、とてもリアルです。これは、OFFにできません。

さて、それではサンプル曲を聴いて下さい。


3.TBが作成したサンプル曲 

使用している音色は、
 拡張音源 ExSN04:A.Guiter
 00009:NylonGt2
です。

コレ、大好きデス。

INTEGRA-7には、プリセットに4種類のクラシックギターが用意されています。
 0151:Classic Gtr
 0152:Solid GutGt
 0153:Gut Guiter
 0154:FlamencoGtr

また、SuperNATURAL Acousticの拡張音源にも2つ用意されています。
ExSN04
 0009:NylnGt2
 0010:NylnGt2 strm

好きな音を選べます。

特に、NylonGt2は、
大好きなブラジル音楽、特にボサノバとの相性はばっちりです。
リンク先で、2曲目の「time to goaway」という曲を聞いてみてください。

ガットギターは2人で弾いています。
ジャラーンとSTRUMでコードを弾いている人と、
ボサノバのリズムで弾いている人がいます。



なお、この曲では、ナイロンギター以外の音で
クラリネットと、ホルンがINTEGRA-7の音です。

ナイロンギターの打ち込みのポイントは、強弱とズレです。
指で弾くのをイメージして、わざとズレを作ります。

私が一番大事にしたいのは、
コードの中でも強調したい音です。
その時響かせたい重なりを大事にしています。

4曲目を聞いてみてください。
ギターをボサノバのリズムで、弾いているのですが、
大好きな、テンションコードの音が、強めに弾かれていると思います。
こういうのが、右手の親指、人差し指ではじいて弾く時、
気持ちがこもっているというか、人間らしさを出して、
リアリティを出しています。


ご参考にどうぞ。

いかがでしょうか?

憧れのINTEGRA-7で音楽を楽しもう!

そんなところです。

<ちょっと言いにくいお願い>

本サイトは、毎月3000PVのアクセスがあり、特に、CUBASE、KONTAKT、INTEGRA-7などで困った方のお役に立てているような気がして、私もうれしく思っております。可能であればお気持ちとしてココナラのブログを購入していただけると喜びます(関係ないブログですが、投げ銭代わりに(笑))

USB接続 コンデンサーマイク Windows+DAWでギリちゃんと使える!

購入しなくても見れますので、安心してご覧ください!



スポンサードリンク