こんにちは!
TBです。

Roland INTEGRA-7を買おうか、迷っている方、買ったはいいけど、使いこなせず悩んでいる方に贈る、TBの曲で音色を紹介するコーナーです。



今日は、 アコーディオンです。

1.INTEGRA-7とは 

 Roland INTEGRA-7は、時代遅れといわれることもある、ハードウェア音源(ラック音源)ですが、音は素敵だし、魅力もたくさんあります。

 私は、2020年にINTEGRA-7を買いました。あこがれて、あこがれて、思い切って買ったのです。こいつにしか出せない音があるし、DAWのエフェクトと組み合わせれば、これ1台でどんな曲でも作れるし、いくらでも使い込める頼れる相棒です。

 特にやはり、アコースティック系の音色は、とても好きです。もちろん、最新のソフトウェア音源の中には、息遣いまで聞こえそうな音源もあり、それにはかなわないのですが、正直言って、音源もピンキリです。数千円~数万出したのに、こんなもんか?という音源もあります。

 INTEGRA-7は、ほとんどの音を網羅しながらも、楽曲作成の現場を担ってきた使いやすさと、安定した音が魅力です。Rolandの音に親しんだ方には、損をしない逸品だと、私は思っています。

 さて、そんな私の中で、INTEGRA-7の最大の特徴だと思っている、SuperNATURAL Acousticの音を今回も自分が作った曲とともに、ご紹介します。

今日は、 アコーディオンです。


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2.アコーディオンの音色の特徴 

 この、アコーディオン、音はもちろん素敵なのですが、それだけでなく、いわゆる楽器ならではの
ねいろ(音色)の表現が素晴らしい。演奏中のすべての音は、ベロシティではなく、Modulationホイールで、アコーディオンらしさをコントロールできる優れもの。

どうしてこれが優れているか?というと・・・


3.アコーディオンという楽器を知り、INTEGRA-7のすばらしさを知る 

 アコーディオンは、肩にかけてお腹側に楽器を抱え、左右の腕で蛇腹を開いたり閉じたりして空気を送り出して演奏します。右手はコードのボタン、左手は鍵盤を抑えて音が出ます。昭和の時代からある、足踏み式のオルガンに似てますね。

 この演奏法から、楽器の最大の特徴が導かれるのですが、演奏する時の音の強さはどの瞬間であっても、蛇腹の空気圧の状態によるということです。

 通常、ピアノであれば、ある瞬間に鍵盤をたたいた時の強さで音の響きも強くなります。連続で2つの鍵盤を弾く場合でも、弾いた強さ=音の強さとなり、1音目より2音目が強く弾かれれば、強く弾いたほうが強く音がでて、そのまま耳に届きます。2音目が強かったと。

 しかし、アコーディオンは違います。弾いた瞬間に、強く空気圧を込めて、強く音を出したとしても、次の瞬間に、左右の蛇腹を押したり引いたりする力を弱めて空気圧を抑えれば、次の瞬間、すべての鍵盤やコードの音は弱まります。連続で2つの鍵盤を弾く(ピアノと違ってSUSTAINはないので、二つの鍵盤を連続で弾いて抑えっぱなしを想定します)と、その音の強さは、鍵盤を抑えた瞬間の音の艶差には関係なく、ある瞬間の空気圧の強さなわけです。

 INTEGRA-7では、これを自動的にやってくれます。ただ、Modulationで操作すればよいのです。何か特別な設定や、DAWの設定をしなくとも、音色を選択してすぐに、アコーディオンらしい音を出せ、音に没頭して曲を作ることができます。

 楽器をよく知り、楽器の奏法に合わせた音源造り、これこそが、Rolandの、INTEGRA-7の真骨頂だと、私は思っております。

※なお、私が見聞きしたほとんどのソフトウェア音源は、Velosityで音の強弱をコントロールしており、おそらく、それらしい音を出すには、別途音源のOutputをオートメーションでいじる必要があるでしょう。らしい音を出すことはできますが、直観的な操作には少々設定が必要でしょう。

さて、それではサンプル曲を聴いて下さい。


4.TBが作成したサンプル曲 

使用している音色は、
 プリセット
 
0160:Italian Accrd
です。

INTEGRA-7には、プリセットに4種類のアコーディオンが用意されています。
 0159:French Accrd
 0160:Italian Accrd
 0161:Bandoneon 1
 0162:Bandoneon 2
豪華です。
好きな音を選べます。んでください。

私の作成した曲をサンプルとして置いておきます。
イタリアの街並みを歩いているシーンをイメージして作成しました。


なお、この曲は、アコーディオン以外も、
NylonGuiter、木琴、ストリングスのソロもINTEGRA-7です。
いわれなければ、わからないレベルだと思います。

なお、アコーディオン打ち込みは、以下のような感じです。
54



ご参考にどうぞ。

いかがでしょうか?

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そんなところです。

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