こんばんは!
TranceparentBlueこと、TBです。
「MIDIって、MIDIトラックって、なんだよ!」と思ったことありませんか?仕組みがわかりにくくて、困りますよね。そこを突破できずに、DAWを使いこなすのを諦めた方も多いのではないでしょうか?今日は、MIDIって言葉をざっくり理解してもらって、DAWやDTMにもっと親しんでもらえればと思います。
さて、今日も自分がDTMしてて「どうも引っかかるな?」「わかりにくいな?」と思ったことをメモしていく時間です。お役に立てますように。
なお、説明は、CUBASEを中心に説明します。ただ、考え方そのものは共通するので、お役に立てるかもしれません。
それではどうぞ。
曲を作ってみよう!と、DAWを起動して、説明のないボタンだらけで、何が何やらさっぱりわからない・・・初めてDTMを始めた時は、みんなこんなもんだったと思います😆
しかし、その中でも、MIDIだの、MIDIトラックだの、という言葉は、輪をかけてわかりにくいと思います。何故なら、今や、MIDIが物理的にわかる形で見えることがほとんどないからではないでしょうか。
今日は、MIDIという言葉の意味や存在意義、少し時代をさかのぼってざっくりと理解してもらうことで、MIDIトラックやその周辺の言葉(MIDIチャンネルなど)が、なぜ必要なのかを理解する、きっかけにしてもらえればと思います。
(1) DTM、DAW初心者
(2) MIDIトラック使っているけど、漠然としててなんだかわからない
(3) MIDIって何のためのあるのか知りたい
仕組みからMIDIを理解すると、MIDIトラックもわかるかもしれません。
そもそも「音を鳴らす」ことを、通信で実現するために考えられた規格で、20世紀に生まれました。
わかりやすく言いますと・・・
シンセサイザーって、電子楽器じゃないですか。
ってことは、キーボードってのは押したら「押したよ!」っていう信号がコンピューターに伝わって、コンピューターがスピーカーから音を出します。この、キーボード部分をコンピュータに置き換えて「シーケンサー」と呼び、音を出すコンピュータ部分を「音源」呼んで、間をつなぐケーブルをMIDIケーブル、業界共通の信号をMIDI信号とかMIDI通信とかと呼んだ、と考えるとわかりやすデス。
もちろん、シーケンサーじゃなくて、「キーボードやPC」 → 「MIDIケーブル」 → 「音源」 も可能です。
シーケンサーにあたるものとしては、
・シーケンサー(専用ハード)
・PCのソフトウェア+MIDIインターフェース
・シンセサイザーに内臓
・今の時代だとDAWかな。
などがあります。
音源に当たるものとしては、
・外部音源(箱型の音源で、キーボードのついていないもの)
・シンセサイザー(キーボードが付いていて、MIDIインターフェースが付いているもの)
・今の時代で言うとPCのソフトウェア音源
となります。
30年前となると、一部サンプラーと呼ばれる高級機以外は、AUDIOは扱えなくて、シーケンサー+音源というシンプルなものでした。PCやシーケンサーと、音源をつないで「この音をこう鳴らせ!」と命令して、人間じゃないものが演奏するわけです。これが、今のEDMの歴史の起源ですね。
※音そのものの歴史としては、もっともっと歴史も説明も深いと思いますが、音を出させる側の歴史としては、ざっくりこんなものです。
シーケンサーが扱うのは、「音を鳴らす・いじる」MIDI情報だけでなくなり「オーディオ」そして「ソフトウェア音源」「出力される音に対するエフェクト」と膨大な情報を扱うDAWへと進化し、複雑になり、膨大な機能を持つようになりました。だからわかりにくいのですが、元をただせば、要するに、音を出させる機械がDAWで、そのための命令がMIDIの形式で扱われて、MIDIデータと呼ばれるわけです。
ご存じの方には当たり前のお話ですが、日本のカラオケ文化を支えていたのが、このMIDIのデータなのはご存じかもしれません。カラオケの曲は、MIDIデータをサーバーに置いておいて、カラオケ店がダウンロード、カラオケ店側のシーケンサー(JOYSOUNDや、DAM、のハードウェア)が内臓された音源にMIDIデータを再生する形をとることで、少量のデータで通信し何十万曲の曲数と楽曲の素早い供給に対応しました。(今は、通信速度が、100,000倍ぐらいになったので、音そのもののストリーミングが可能になりましたが、今でも多くのカラオケデータは、MIDIデータと音源で成り立っているものと思われます。)
現代に戻ってみると、シーケンサも音源も、すべてPCの中です。しかし、実は考え方は同じなのです。
「MIDI信号」を送るための考え方が「MIDIトラック」です。DAWでは、呼び出したVST音源に「MIDIトラック」で「MIDI信号」で演奏する。一つの「MIDIトラック」には、一つの音源、一つのチャンネルが必ず設定されています。すべてがDAWの中で行われているから、わかりにくいのです。MIDIトラックの設定を見てみましょう。
MIDIトラックのInstectorには、
・入力元:All MIDI Input
・出力先:音源名
・出力先のチャンネル番号
これが必ずあります。DAWによりません。
なお、音源をスタンドアローンで動かした場合は、
MIDIキーボード→(MIDI信号)→ スタンドアローン音源→音が出る となっています。
私は、外部音源もよく使っています。
同じMIDIトラックのデータがあるとしても、MIDIトラックの出力先を「外部音源」にするか、「VST音源」にするか切り替えるだけなのです。
・外部音源の場合
MIDIトラック → DAW →(USB MIDI)→外部音源
外部音源の音→オーディオインターフェース→DAWのINPUT→DAWで録音、演奏
・ソフトウェア音源(VST音源)
MIDIトラック→ DAW → (内部MIDI信号)→VST音源
VST音源の音→DAWのINPUT→DAWで演奏
唯一違うのは、ソフトウェア音源は、録音せずともエフェクトをかけてオーディオミックスダウンが可能です。外部音源は、一度録音してオーディオデータにしてから、エフェクトをかける必要があります。(ギターやドラムと同様、録音が必要になるところが手間ですが、INTEGRA-7の音は最高ですよ!最新のソフトウェア音源にも全く負けていません(ジャンルによる))
ちなみに、INTEGRA-7とは、こいつのこと。唯一(だと思います)生産されている、外部音源です。アコースティックな音が一通り入っています。EDMは苦手です。
この考え方はDAWになっても全く一緒で、これを実現するのが、チャンネルです。
(MIDIチャンネルと呼ぶのが正しいと思います)
PCから音源の命令に、チャンネルという概念があって、別のチャンネルに別の指示を送って、複数の音を同時に鳴らして、曲にする。DAWの使い方もあわせて考えると、MIDIトラックごとに出力先の音源と、チャンネルを選ぶことができます。これによって、1つのソフトウェア音源に対して、複数のMIDIトラックを作って、ch.1にはこういう音を鳴らさせて、ch.2にはこういう音を鳴らさせて、というように、複数の音源に対して、複数の音を鳴らさせることも可能なのです。
例えば、CUBASEであれば、HALionという総合音源がありますが、複数の違う音をいっぺんに演奏できる力を持っています。
例えば、
・ch.1:ピアノ
・ch.2:オルガン
・ch.9:ベース
・ch.10:ドラム ※ch.:チャンネル
というように、HALionとMIDIトラックのチャンネルを合わせて、曲を作っていくのです。
いかがでしたでしょうか?
お役に立てるといいです。
TranceparentBlueこと、TBです。
「MIDIって、MIDIトラックって、なんだよ!」と思ったことありませんか?仕組みがわかりにくくて、困りますよね。そこを突破できずに、DAWを使いこなすのを諦めた方も多いのではないでしょうか?今日は、MIDIって言葉をざっくり理解してもらって、DAWやDTMにもっと親しんでもらえればと思います。
さて、今日も自分がDTMしてて「どうも引っかかるな?」「わかりにくいな?」と思ったことをメモしていく時間です。お役に立てますように。
なお、説明は、CUBASEを中心に説明します。ただ、考え方そのものは共通するので、お役に立てるかもしれません。
それではどうぞ。
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目次
1.今日の話題
曲を作ってみよう!と、DAWを起動して、説明のないボタンだらけで、何が何やらさっぱりわからない・・・初めてDTMを始めた時は、みんなこんなもんだったと思います😆
しかし、その中でも、MIDIだの、MIDIトラックだの、という言葉は、輪をかけてわかりにくいと思います。何故なら、今や、MIDIが物理的にわかる形で見えることがほとんどないからではないでしょうか。
今日は、MIDIという言葉の意味や存在意義、少し時代をさかのぼってざっくりと理解してもらうことで、MIDIトラックやその周辺の言葉(MIDIチャンネルなど)が、なぜ必要なのかを理解する、きっかけにしてもらえればと思います。
2.この記事が役に立つ方
こんな方のお役に立てると思います。(1) DTM、DAW初心者
(2) MIDIトラック使っているけど、漠然としててなんだかわからない
(3) MIDIって何のためのあるのか知りたい
仕組みからMIDIを理解すると、MIDIトラックもわかるかもしれません。
3.ざっくり説明
3.1 MIDIという言葉
MIDIというのは、通信の規格・信号のことです。そもそも「音を鳴らす」ことを、通信で実現するために考えられた規格で、20世紀に生まれました。
わかりやすく言いますと・・・
シンセサイザーって、電子楽器じゃないですか。
ってことは、キーボードってのは押したら「押したよ!」っていう信号がコンピューターに伝わって、コンピューターがスピーカーから音を出します。この、キーボード部分をコンピュータに置き換えて「シーケンサー」と呼び、音を出すコンピュータ部分を「音源」呼んで、間をつなぐケーブルをMIDIケーブル、業界共通の信号をMIDI信号とかMIDI通信とかと呼んだ、と考えるとわかりやすデス。
もちろん、シーケンサーじゃなくて、「キーボードやPC」 → 「MIDIケーブル」 → 「音源」 も可能です。
シーケンサーにあたるものとしては、
・シーケンサー(専用ハード)
・PCのソフトウェア+MIDIインターフェース
・シンセサイザーに内臓
・今の時代だとDAWかな。
などがあります。
音源に当たるものとしては、
・外部音源(箱型の音源で、キーボードのついていないもの)
・シンセサイザー(キーボードが付いていて、MIDIインターフェースが付いているもの)
・今の時代で言うとPCのソフトウェア音源
となります。
30年前となると、一部サンプラーと呼ばれる高級機以外は、AUDIOは扱えなくて、シーケンサー+音源というシンプルなものでした。PCやシーケンサーと、音源をつないで「この音をこう鳴らせ!」と命令して、人間じゃないものが演奏するわけです。これが、今のEDMの歴史の起源ですね。
※音そのものの歴史としては、もっともっと歴史も説明も深いと思いますが、音を出させる側の歴史としては、ざっくりこんなものです。
シーケンサーが扱うのは、「音を鳴らす・いじる」MIDI情報だけでなくなり「オーディオ」そして「ソフトウェア音源」「出力される音に対するエフェクト」と膨大な情報を扱うDAWへと進化し、複雑になり、膨大な機能を持つようになりました。だからわかりにくいのですが、元をただせば、要するに、音を出させる機械がDAWで、そのための命令がMIDIの形式で扱われて、MIDIデータと呼ばれるわけです。
ご存じの方には当たり前のお話ですが、日本のカラオケ文化を支えていたのが、このMIDIのデータなのはご存じかもしれません。カラオケの曲は、MIDIデータをサーバーに置いておいて、カラオケ店がダウンロード、カラオケ店側のシーケンサー(JOYSOUNDや、DAM、のハードウェア)が内臓された音源にMIDIデータを再生する形をとることで、少量のデータで通信し何十万曲の曲数と楽曲の素早い供給に対応しました。(今は、通信速度が、100,000倍ぐらいになったので、音そのもののストリーミングが可能になりましたが、今でも多くのカラオケデータは、MIDIデータと音源で成り立っているものと思われます。)
3.2 話を戻そう!DAWに置き換えると?
現代に戻ってみると、シーケンサも音源も、すべてPCの中です。しかし、実は考え方は同じなのです。
「MIDI信号」を送るための考え方が「MIDIトラック」です。DAWでは、呼び出したVST音源に「MIDIトラック」で「MIDI信号」で演奏する。一つの「MIDIトラック」には、一つの音源、一つのチャンネルが必ず設定されています。すべてがDAWの中で行われているから、わかりにくいのです。MIDIトラックの設定を見てみましょう。
MIDIトラックのInstectorには、
・入力元:All MIDI Input
・出力先:音源名
・出力先のチャンネル番号
これが必ずあります。DAWによりません。
なお、音源をスタンドアローンで動かした場合は、
MIDIキーボード→(MIDI信号)→ スタンドアローン音源→音が出る となっています。
3.3 DAWが外部音源も使えなければいけない
私は、外部音源もよく使っています。
同じMIDIトラックのデータがあるとしても、MIDIトラックの出力先を「外部音源」にするか、「VST音源」にするか切り替えるだけなのです。
・外部音源の場合
MIDIトラック → DAW →(USB MIDI)→外部音源
外部音源の音→オーディオインターフェース→DAWのINPUT→DAWで録音、演奏
・ソフトウェア音源(VST音源)
MIDIトラック→ DAW → (内部MIDI信号)→VST音源
VST音源の音→DAWのINPUT→DAWで演奏
唯一違うのは、ソフトウェア音源は、録音せずともエフェクトをかけてオーディオミックスダウンが可能です。外部音源は、一度録音してオーディオデータにしてから、エフェクトをかける必要があります。(ギターやドラムと同様、録音が必要になるところが手間ですが、INTEGRA-7の音は最高ですよ!最新のソフトウェア音源にも全く負けていません(ジャンルによる))
ちなみに、INTEGRA-7とは、こいつのこと。唯一(だと思います)生産されている、外部音源です。アコースティックな音が一通り入っています。EDMは苦手です。
3.4 MIDIチャンネルの必要性を理解
MIDIの規格は、古くから、複数の音を同時に演奏(命令)できるように考えられてきました。カラオケなどでも、一つのMIDIデータで、演歌でもJ-POPSでも演奏していますよね?この考え方はDAWになっても全く一緒で、これを実現するのが、チャンネルです。
(MIDIチャンネルと呼ぶのが正しいと思います)
PCから音源の命令に、チャンネルという概念があって、別のチャンネルに別の指示を送って、複数の音を同時に鳴らして、曲にする。DAWの使い方もあわせて考えると、MIDIトラックごとに出力先の音源と、チャンネルを選ぶことができます。これによって、1つのソフトウェア音源に対して、複数のMIDIトラックを作って、ch.1にはこういう音を鳴らさせて、ch.2にはこういう音を鳴らさせて、というように、複数の音源に対して、複数の音を鳴らさせることも可能なのです。
例えば、CUBASEであれば、HALionという総合音源がありますが、複数の違う音をいっぺんに演奏できる力を持っています。
例えば、
・ch.1:ピアノ
・ch.2:オルガン
・ch.9:ベース
・ch.10:ドラム ※ch.:チャンネル
というように、HALionとMIDIトラックのチャンネルを合わせて、曲を作っていくのです。
いかがでしたでしょうか?
お役に立てるといいです。
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本サイトは、毎月3000PVのアクセスがあり、特に、CUBASE、KONTAKT、INTEGRA-7などで困った方のお役に立てているような気がして、私もうれしく思っております。可能であればお気持ちとしてココナラのブログを購入していただけると喜びます(関係ないブログですが、投げ銭代わりに(笑))
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