こんばんは!
TBです。

私は、ピアノの音が大好物です。

1つ1つの鍵盤に触れた時の音に1音1音こだわってみたいなぁと思っています。
twitterを通して、ピアノ音源の最高峰といわれる Ivory IIを知り、
憧れていましたが、人生は短いので、思い切って買ってみました。

といっては、ただのDTMerですし、
本当にピアノを愛して、打ち込んできた方からすると、
所詮は趣味の領域ではありますが、
買いたいな、と思っている人のお役に立てればと考えました。

結論から言うと、素晴らしいピアノの音ですが、
DTMにおいて、どれぐらい良いものなのか、は、
用途にもよるのではないか、と感じています。

今回は、私が自身が大好きなRoland INTEGRA-7のピアノ音源と
比較しながら、どんな特徴があるのか、見てきます。

Rolandには、専用のピアノ音源を積んだ、
ステージピアノのRDなどがあります。
本当は、そちらもじっくり聞いてみたいです~

整理して書いていきます。


1.経緯

 皆様のお役に立てるよう、
 買おうと思った理由を整理しておきます。

(1)自分の作品作りの方向性が固まってきた

 ピアノの一つ一つの音の綺麗さをめちゃ大切にしたい
 うまいとか、いい曲とかではなく、好き嫌いの問題ですね。

 いろんな音が欲しいです、買いたいです。
 音が良くなると、作る曲も突然良くなることがあるからあれこれほしいです。
  シンセ、ドラム音源、ベース音源、オーケストラ、弦楽器、吹奏楽器・・・
 私は一番大事なのはピアノだから、ここを先に考えたい! 

(2)素敵なピアノの音を知らない

 ピアノ好きとか言いながら、本当に素晴らしいグランドピアノの音が
 どの程度のものか知りません。
 今からピアノを習いなおす気はないので
 本物に触るチャンスはそうそうなさそうです。
 まずは、触ってみたいです。

(3)ちょうど安かった

 たぶん最安値っぽい(11,000円)のでチャンスでした。


2.選択

 Ivory IIには、5つのモデルがあります。
 https://www.minet.jp/brand/synthogy/top/

 Italian Grandは、サンプルを聞いて、
 一番きらびやかで、他の楽器の中でも埋もれない、
 POPS向けの音だと感じました。

 加えて、Ivoryそして
 本物のグランドピアノの音に精通していない私にとっては、
 いきなり、色々入っている4万のものは買えない・・・。

 そうなると、お手頃な、
 American Concert DとItarian Grandの二択。

 音の好みで、Italianに決定しました。


3.比較

 Ivory II Italian Grand と
 Roland INTEGRA-7 の GrandPiano1~3
 を比べながら、いいところ、悪いところを
 整理してみます。

(1) Ivory II Italian Grandの考察

 ①触れたら音が出る繊細さ、強い打鍵の迫力の凄さ

   小さい音も感覚で出せる感じは、
   指が「これこれ!」という感じになりました。

   繊細なタッチは、シンセ鍵でも有効で、
   とにかく、繊細な表現にすごく向いています。

   通常のピアノ音源ではこんなに小さい音だせない!という感じです。
   逆に、velocityが110と127の差がとても大きいです。

   0~127の中に18段階で音の表情が変わるぐらい
   繊細に音の出かたがちょうせいされているのですから、
   ちょっとした差が大きいわけです。
   なので、過去に作った曲のヴェロシティのままで演奏すると
   音が小さくなります。

 ②ピアノの音は、やはり素敵。

   ただ、激しい曲のバッキング、ロックピアノなどには、
   全く向かないと思いますし、宝の持ち腐れだと思います。

 ③単体で、リバーブの聞かせ方、空間の広さまで細かく設定可能。

   複数のピアノを収録している。また音を弄るパラメータもある。

 ④鍵盤を弾いてから音が出るまでのタイムラグがある。

   鍵盤を弾いてから、音が出るまで、少し時間があります。

   普段本物のピアノを弾く人がリアルタイムで弾くには、
   向いていないでしょう。
   本物を弾いた方がいいです。

   リアルタイムレコーディングでは、少し気になるでしょう。

   ただ、MIDI再生時は問題ないようです。

 ⑤音源に最初からエフェクトをかけられる

   音源そのものにもリバーブやコーラスがあります。
   また、insertでリアルタイムにエフェクトをかけることができるのも
   ソフトウェア音源の特徴です。

 ⑥動作が軽い

   PCやDAWの動作には影響を感じません。


(2) Roland INTEGRA-7のピアノ音を考察

 ①本物以上にきらびやかな音、味の素かよ!

   Rolandの信じる素敵なピアノの音が表現されていて、
   もはや「美しいピアノ」という種類の楽器なのでは?と思っています(笑)

   ただし、やはり本物のピアノを作らないRolandですから、
   作った音なのでしょう。
   でも、私は大好きです(笑)

   Rolandのピアノには、おそらく
   SteinwayやYAMAHAを再現しているんだろうなという音も入っています。
   それはそれで、似ていて嫌いではありません。

 ②繊細さ

   Ivoryの圧勝です。特に弱い力の時の段階は、全く勝てません。
   ここは、本当にIvoryがすごいす。

 ③ノイズ

   高い鍵、低い鍵をたたいた時のノイズ含めたリアル感、
   これは、甲乙つけがたいです。

4.実際の音で比較

 以前に作成した曲のPIANOだけ差し替えて、
 ベロシティは、特性があまりにも違うので見直しました。

 曲はオリジナルで、
 twitterの #深夜の二時間DTM に参加した際の曲です!

  (1) Roland INTEGRA-7
TranceparentBlue sub · 灼熱の道 (older ver.078.02)



  (2) Ivoly II

TranceparentBlue · 灼熱の道 (ver.078.03 Ivory ver.)

TranceparentBlue · めぐる 青き いのち(ver.080.03 Ivory Ver.)


5.結論

 買ってから「無駄だった」といいたい人はいませんが(笑)
 素直にメッチャいい音です。

 この繊細さ、表現の幅の広さは、忘れていたピアノに触ったときのあの感じを
 強く思い出させてくれました。
 そして、強弱で見せる表現は、本物のピアノに近い感じがします。

 深いリバーブをかけて、EQで低音を上げた時の音はRolandも素晴らしいです。

 しっかり使うときはIvory、
 普段使いはRolandかなと思います。

 クラシックのピアノ曲の打ち込みではないので、
 少しづつでいいかなと思っています。
 American Concert D も欲しいなぁ(笑)


参考になったら、ログイン不要の拍手だけでもください~(笑)
それでは!

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