こんばんは。
TBです。
DTMで、キーボードで、
曲のコードを理解したり、耳コピする際の話です。
キーボードでコードや音を探るとき、
私は、必ず、TRANSPOSE(移調)の機能を使って、
白鍵盤で行います。
演奏をDAWが行う、我々DTMerにとって、
黒鍵盤は、使わなくても何とかなるなら、
使わないに越したことはないもの、だと思っています。
だから、基本不要にしてしまう、というものです。
やりたいのは、ピアノの練習ですか?曲作りですか?
割り切ることで見えることもあります。
※もちろん、Dm→Dメジャーなどで、
黒鍵盤は使う必要がありますが、ほとんどが、
3度を半音あげるだけですので、まだわかりやすい。
さて、その方法について、
私なりにやり方を整理したので、見てみてください。
理論というほどでもないけど、
ざっくり、音とや楽器についても触れながら
説明していきます。
1.音の成り立ち
まず、人間が音楽として聴いているものはすべて、
12の音から成り立っています。
あとは、高さ(オクターブ)の違いです。
下の図を見てください。
確かに、12個の音の種類があります。

形は違うけど、どんな楽器も12の音が出せます。
2.コード
和音とか、コードとか呼ばれるものは、
この中から、規則的に2つ以上の音を同時に鳴らしているわけです。
いわゆる、メジャーコードは、
「ルート音」+「4の音」+「3の音」
と決まっています。
これは、ルート音が、いわゆる鍵盤の「ド」であっても、
黒鍵盤の「ファのフラット(♭)」であっても同じ法則です。
3.移調の考え方
ある曲を構成する音を全て、
一つ高く、あるいは、低くすれば
一つ高い、あるいは、低い、
同じ感じの曲になるわけです。
ギターの場合は、とても分かりやすいですね。
同じ押さえ方のまま、ずらせば同じ響きが得られる。
(もちろんコードの名前は変わりますが、抑え方と
コードの種類(Cメジャー→Dメジャーなど)は一緒)

キーボードの場合は、めんどくさいです。
例えば、歌い手が「低いから4つ上げたい」と言ったら、
例えば、CM7であれば、E♭M7になり、
めんどくせー押さえ方になります。

全部の形を指が覚えるぐらい練習する必要があります。
だから、ギターは楽だとか言うことではありませんが、
キーボードは、黒鍵のせいで分かりにくさが倍増しています。
耳コピで、実際の曲を聴きながら音を探すときにも大変。
4.耳コピを楽にする
黒鍵を含む、複雑なコードの押さえ方・・・。
私なりの解決策の説明です。
まず、あらゆる曲は(クラシックは、ちょっとわかりませんが)
なんらか名前のあるコードで構成されています。
ジャズ系でない限りは、多少の音の漏れはあっても
メジャー、マイナー、7th、9thぐらいである程度探せます。
この時に、キーボードを抑える手の形に
黒鍵があるととてもめんどくさいわけですから、
白鍵で、ある程度、同じ手の形で抑えられれば、探りやすいわけです。
だから、移調してしまう、というわけです。
明るい曲ならC(Cメジャー)
暗い曲ならAm(Aマイナー)
の押さえ方でコードを探ればいいわけです。
具体的には、TRANSPOSE機能を使います。
5.TRANSPOSE機能
実際の曲は、歌声の高さや、他の楽器との関係で、
ちょうどいい高さに変更されているので、
キーボードでは、黒鍵盤を使った複雑な抑え方になります。
しかし、コードは、どの高さであっても、構成音は同じ。
だったら、抑え方は楽な方がいいに決まっている。
だから、C or Amにキーボードの方を移調してしまえば、
白鍵盤中心でコードを知ることができ、便利というわけです。
また、我々が本などでコードを勉強する場合(私も独学)
必ずと言っていいほど、CかAmで説明されます。
ダイアトニックコードでは、CをIとして、EがIVで、みたいな。
実際にプロの曲を耳コピして学ぶときには、
CやAmで理解をすれば、こういった勉強も役に立つというもの。
しかし、古いMIDIキーボードや種類によっては、
1音階ごとのTRANSPOSEができない場合ありますよね。
ある場合(TRANSPOSEを押しながらUP/DOWNで12音階の1音階づつ変えられる)

ない場合(OCTAVEは変えられるが、12音階上下してしまう。)

しかし、この機能がなくても、
CUBASEがあれば、キーボードはそのままで、
1音階づつ、移調できます。
複雑な黒鍵で音を探す必要はありません。
6.CUBASEの操作
CUBASE 10 ELEMENTS でお伝えします。
OUTPUTが自分が弾きたい音源になっている
MIDIトラックを選択して、InspectorでMIDIモディファイヤーを選択します。

赤丸のところを上下することで、1音階づつ変えることができます。

7.どのぐらい移調したらいいかを探る
私の場合は、以下の方法でさぐります。
まず、キーボードでボーカルのメロディをざっくり弾いてみます。
下の機能を利用して、あるいは、キーボード側のTRANSPOSE機能で
1つづつ、ずらしてメロディを弾く、を繰り返します。
±6の範囲にあります。

メロディーを弾いているとすべて白鍵盤で弾けるところがあるはずです。
(もちろん一部エモいところで黒鍵が出てくる場合がありますが、
ほとんど白鍵で弾けるところがあるのです)
その状態が、その曲の構成音をC あるいは、Amの押さえ方で弾く
場合の、移調となるわけです。
その状態で、コードを探ります。
こうすることで、C、Amの曲として、コード探し、音探しをするわけです。
もちろん、実際にDAWや音源が奏でているのは、本来のキーです。
(TRANCPOSEしない場合の鍵盤の位置の音)
リアルタイム演奏をしないDTMerにとっては、
黒鍵が邪魔になるぐらいなら、なくてもいいと割り切ることも
大事なのではないでしょうか。
TBです。
DTMで、キーボードで、
曲のコードを理解したり、耳コピする際の話です。
キーボードでコードや音を探るとき、
私は、必ず、TRANSPOSE(移調)の機能を使って、
白鍵盤で行います。
演奏をDAWが行う、我々DTMerにとって、
黒鍵盤は、使わなくても何とかなるなら、
使わないに越したことはないもの、だと思っています。
だから、基本不要にしてしまう、というものです。
やりたいのは、ピアノの練習ですか?曲作りですか?
割り切ることで見えることもあります。
※もちろん、Dm→Dメジャーなどで、
黒鍵盤は使う必要がありますが、ほとんどが、
3度を半音あげるだけですので、まだわかりやすい。
さて、その方法について、
私なりにやり方を整理したので、見てみてください。
理論というほどでもないけど、
ざっくり、音とや楽器についても触れながら
説明していきます。
1.音の成り立ち
まず、人間が音楽として聴いているものはすべて、
12の音から成り立っています。
あとは、高さ(オクターブ)の違いです。
下の図を見てください。
確かに、12個の音の種類があります。

形は違うけど、どんな楽器も12の音が出せます。
2.コード
和音とか、コードとか呼ばれるものは、
この中から、規則的に2つ以上の音を同時に鳴らしているわけです。
いわゆる、メジャーコードは、
「ルート音」+「4の音」+「3の音」
と決まっています。
これは、ルート音が、いわゆる鍵盤の「ド」であっても、
黒鍵盤の「ファのフラット(♭)」であっても同じ法則です。
3.移調の考え方
ある曲を構成する音を全て、
一つ高く、あるいは、低くすれば
一つ高い、あるいは、低い、
同じ感じの曲になるわけです。
ギターの場合は、とても分かりやすいですね。
同じ押さえ方のまま、ずらせば同じ響きが得られる。
(もちろんコードの名前は変わりますが、抑え方と
コードの種類(Cメジャー→Dメジャーなど)は一緒)

キーボードの場合は、めんどくさいです。
例えば、歌い手が「低いから4つ上げたい」と言ったら、
例えば、CM7であれば、E♭M7になり、
めんどくせー押さえ方になります。

全部の形を指が覚えるぐらい練習する必要があります。
だから、ギターは楽だとか言うことではありませんが、
キーボードは、黒鍵のせいで分かりにくさが倍増しています。
耳コピで、実際の曲を聴きながら音を探すときにも大変。
4.耳コピを楽にする
黒鍵を含む、複雑なコードの押さえ方・・・。
私なりの解決策の説明です。
まず、あらゆる曲は(クラシックは、ちょっとわかりませんが)
なんらか名前のあるコードで構成されています。
ジャズ系でない限りは、多少の音の漏れはあっても
メジャー、マイナー、7th、9thぐらいである程度探せます。
この時に、キーボードを抑える手の形に
黒鍵があるととてもめんどくさいわけですから、
白鍵で、ある程度、同じ手の形で抑えられれば、探りやすいわけです。
だから、移調してしまう、というわけです。
明るい曲ならC(Cメジャー)
暗い曲ならAm(Aマイナー)
の押さえ方でコードを探ればいいわけです。
具体的には、TRANSPOSE機能を使います。
5.TRANSPOSE機能
実際の曲は、歌声の高さや、他の楽器との関係で、
ちょうどいい高さに変更されているので、
キーボードでは、黒鍵盤を使った複雑な抑え方になります。
しかし、コードは、どの高さであっても、構成音は同じ。
だったら、抑え方は楽な方がいいに決まっている。
だから、C or Amにキーボードの方を移調してしまえば、
白鍵盤中心でコードを知ることができ、便利というわけです。
また、我々が本などでコードを勉強する場合(私も独学)
必ずと言っていいほど、CかAmで説明されます。
ダイアトニックコードでは、CをIとして、EがIVで、みたいな。
実際にプロの曲を耳コピして学ぶときには、
CやAmで理解をすれば、こういった勉強も役に立つというもの。
しかし、古いMIDIキーボードや種類によっては、
1音階ごとのTRANSPOSEができない場合ありますよね。
ある場合(TRANSPOSEを押しながらUP/DOWNで12音階の1音階づつ変えられる)

ない場合(OCTAVEは変えられるが、12音階上下してしまう。)

しかし、この機能がなくても、
CUBASEがあれば、キーボードはそのままで、
1音階づつ、移調できます。
複雑な黒鍵で音を探す必要はありません。
6.CUBASEの操作
CUBASE 10 ELEMENTS でお伝えします。
OUTPUTが自分が弾きたい音源になっている
MIDIトラックを選択して、InspectorでMIDIモディファイヤーを選択します。

赤丸のところを上下することで、1音階づつ変えることができます。

7.どのぐらい移調したらいいかを探る
私の場合は、以下の方法でさぐります。
まず、キーボードでボーカルのメロディをざっくり弾いてみます。
下の機能を利用して、あるいは、キーボード側のTRANSPOSE機能で
1つづつ、ずらしてメロディを弾く、を繰り返します。
±6の範囲にあります。

メロディーを弾いているとすべて白鍵盤で弾けるところがあるはずです。
(もちろん一部エモいところで黒鍵が出てくる場合がありますが、
ほとんど白鍵で弾けるところがあるのです)
その状態が、その曲の構成音をC あるいは、Amの押さえ方で弾く
場合の、移調となるわけです。
その状態で、コードを探ります。
こうすることで、C、Amの曲として、コード探し、音探しをするわけです。
もちろん、実際にDAWや音源が奏でているのは、本来のキーです。
(TRANCPOSEしない場合の鍵盤の位置の音)
リアルタイム演奏をしないDTMerにとっては、
黒鍵が邪魔になるぐらいなら、なくてもいいと割り切ることも
大事なのではないでしょうか。
参考になったら、ログイン不要の拍手だけでもください~(笑)
それでは!
<ちょっと言いにくいお願い>
本サイトは、毎月3000PVのアクセスがあり、特に、CUBASE、KONTAKT、INTEGRA-7などで困った方のお役に立てているような気がして、私もうれしく思っております。可能であればお気持ちとしてココナラのブログを購入していただけると喜びます(関係ないブログですが、投げ銭代わりに(笑))
USB接続 コンデンサーマイク Windows+DAWでギリちゃんと使える!
購入しなくても見れますので、安心してご覧ください!
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