最近は、ソフト音源側にピッチベンドの幅の設定が付いています。
音源に設定がある場合は、この辺りをCCで送信しても無視されます。
もし、うまくいかない場合は、ソフト音源の設定やヘルプを目を皿のようにして探してください!


出典:https://dtm-hyper.com/midicc/pitchbend.html


ピッチベンドはコントロールチェンジではなく独立したメッセージとして用意されています。

ピッチベンド(PitchBend)
メッセージ 設定値 説明
ピッチベンド -8192~0~8191
(0~8192~16383)
音のピッチ(音程)を変化させる

ピッチベンドは-8192~0~8191の間で設定します。
0が音程に変化なし(ピッチベンドが効かなくなる)、-8192で半音2つ分低く、8191で半音2つ分高くなります。
「ド」の場合は-8192に設定すると「シ♭(ラ♯)」、8191にすると「レ」の音と同じ音程になります。
(通常はグラフで線を書いて打ち込むので、数値を意識して打ち込むことはあまりありません。)

半音2つ分の間で変化すると説明しましたが、これは多くの音源で初期値がそうなっているというだけで特に定義されているというわけではありません。
ピッチベンドの変化幅のことをピッチベンドセンシティビティまたはピッチベンドレンジと言います。 ピッチベンドセンシティビティは「RPN」という特殊なコントロールチェンジで設定することが出来ます。

※NRPNおよびRPNはGM対応音源でないと対応していないことがほとんどです。
ソフトシンセなどGM対応音源を使用しない場合はNRPN・RPNの説明は読み飛ばしてもかまいません。
またNRPNは音源によって対応状況が異なりますので、使用音源が対応しているかを確認してください。


ピッチベンドセンシティビティ(PitchBend Sensitivity)
メッセージ設定値説明
CC1010RPN MSB(固定)
CC1000RPN LSB
0でピッチベンドセンシティビティを指定
CC60~127Data Entry MSB
0で変化なし、1で半音1つ分、12で1オクターブ

ビブラートの時に「NRPN」というのが出てきましたがそれと同じようなものです。
CC100とCC101はRPN(レジスタード・パラメーター・ナンバー)といって、3つのコントロールチェンジで一つの設定を行います
NRPNとの違いは、RPNはGM音源なら確実に対応している点です。
(ただし最近のソフトシンセなどはそもそもGMに対応していないものが大半です)

CC101=0、CC100=0でピッチベンドセンシティビティを指定したら、CC6で変化幅を設定します。
ピッチベンドの変化幅を最大にしたときに(-8192または8191)音程を1オクターブ変化させたい場合は値を「12」に設定します。
多くの音源では「2」が初期値になっていることが多いようです。


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